合格した人だけ知っているだれでも国立大学医学部に合格できる裏技勉強法を全部紹介するブログ

偏差値40台をとったこともある国公立医学部医学科に合格した現役医師がお送りする大学受験勉強法ブログです。               最強の勉強法とは「二元論を使うべし」と「データベースを作るべし」

「大学医学部医学科とは医者を作るための学校ではない。医師国家試験を合格するための学校である。医者を作るのは、受け持ち患者であり、その家族である。」(ME)




ままで大学受験の効率的な攻略方法を紹介してきました。

でも、医学生なのに医学のことはほとんど書いてきませんでした。

それは、ぼくが医学の初学者であるからです。ビギナーがどんなえらそうなことをかいても、成熟した未来の自分から見れば、未熟なことを書いてるなぁーと恥ずかしくなるだろうから書く事は遠慮していた。

医師国家試験を無事に終えた今、ある程度、どうやって医学を勉強していけばいいのか、書けるレベルになったと思われるので、書こうと思います。

名づけて、【効率的医師国家試験合格法】Medhikagle勉強法

Wikihikagle勉強法が大学受験生向けだとしたら、Medhikagle勉強法は医学生向けです。

ぜひ、ぼくの方法論で医学生になれたひとは、僕の方法論で楽に医者になってください。


【目次】

1.「国家試験の過去問を見ながら勉強法」つまり、「3年生から始まる医局員による授業をいかに、定期試験のためではなく、国家試験と結びつけて学べるかで、5、6年生での勉強量にすごい差が出る。」

2.「passive知識でも正解が選べる法」つまり、「医師国家試験はセンター試験と同様に、マークシート方式であるので、すべての疾患を一字一句正確に覚える必要はない。」

3.「最新、5年間くらいの医師国家試験から自作の出る単語ランキングを作成せよ法」つまり、「昔の医療知識はもう問われません。10年前の古い過去問はすでに陳腐化していて必要ない知識になっているものが多い。にもかかわらず、イヤーノートとは名ばかりで、ぜんぜん改訂されず、古い知識をそのまま青字で強調している。イヤーノート信仰をしているとひどい目にあう。(とはいえ、イヤーノートしかまとまってないからイヤーノートに頼らざるを得ないんですが)」

4.「アメリカの医師国家試験のぱくりが、日本の医師国家試験である仮説」

5.「3年生時でマスターする公衆衛生」つまり、「医師国家試験で70問も出題されるのに、テスト4ヶ月前くらいにならないと勉強できないというジレンマを解消する。足を引っ張られる科目をいかに攻略するか」

6.「5年生次でマスターする必修科目」つまり、「8割取れないと落とされる必修科目をいかに効率的に攻略するかは、4年時に受験するオスキーと5年生のBSLにかかっている。」

7.「一般問題と臨床問題は65%で受かり、必修は80%で受かるのだから、正解率が80%以上の問題以外は無視する法。」あるいは、「病気が見えるシリーズの載っていない疾患は無視する。」


以下本編です。

1.「国家試験の過去問を見ながら勉強法」つまり、「3年生から始まる医局員による授業をいかに、定期試験のためではなく、国家試験と結びつけて学べるかで、5、6年生での勉強量にすごい差が出る。」

まず、格言からスタートします。頭に入れておいてください。

「その疾患には、原因にも、症状にも、検査法にも、治療法にも、順位が存在するということを、常に意識しながら勉強しなさい。」

最近の医師国家試験の傾向は、「まずなにをしますか?」問題が多いということ。

つまり、優先順位の高い知識しか聞いてこないということ。

その疾患に大して影響を与えない細かい知識よりも、生死に直結する大切な知識を問いますよと明確に言ってくれているんです。

そういう期待に答える勉強が、病気が見えるや、イヤーノートを使った勉強で、できますか?

というと、答えは、「ちょっと無理っす」です。

たしかに、こういう本は、原因、治療法に関してはある程度、順位が書いてあります。

原因は優秀な公衆衛生の統計学者が論文にしてくれているから、それをコピペしてあるので、教科書に書いてあることが多い。

治療法は、優秀なガイドライン作成者(大学教授とか)が、治療法ガイドラインを作ってくれているので、順位が書いてある。

でも、こういう症状が割と出やすいです。とか、こういう検査をすると、90%確定診断です。とか全く書いておらず、ただ、一般に出てくる症状や検査を、ただ箇条書きにしてあるだけ。(国が指定した難治疾病でない限り、症状も検査も重症度判定のガイドラインがないから)

これじゃ、医学生はどんなにその疾患に関する知識を覚えても、

1.目の前に患者さんが現れて、その疾患の一部の症状しか訴えてこなかったら、「疾患が絞れない病」

2.「いろいろ勉強したけど、結局、あんまりよくわらない病」

といった臨床経験のない医学生特有の病気になります。

そこで、この病気を解決するのが、「国家試験過去問でその疾患の主訴症状、検査をチェックしろ勉強法」です。

勉強したけど、なんだかふわふわしてよくわらない疾患の代表は血管炎です。普通に勉強してると、全身に症状がですぎて、よくわらない。

たとえば、結節性多発動脈炎

この疾患名それ自身、混乱した名前で、意味がない。名がていをなさない。

でも、過去問を見てください。

この疾患、かならず、どの問題も、お腹の痛みと足のしびれを主訴にやってきます。

みなさんは、主訴を緑色のマーカーでがっつりまるで囲んでください。

(敬愛するこうしろう先生も言ってます。「紫斑がでてるのに、血小板が増えてるなら、血管炎」であると。)

そして、優先順位のまったくないイヤーノートや病気が見えるの箇条書きしてある部分に、

いらだちと恨みを込めて、がっつりこの文字を書き込んでください。

「「「「「「「「「「」」」」」」」」」」

こういう「過去問から主訴を知り、大事にする」という勉強法をすると、疾患イメージがすごく明確になり、あいまいでもこもこしていた疾患がすっきりしてきます。

「過去問はその疾患を、擬似臨床体験する機会である」

という格言を覚えておいてください。

2.「passive知識でも正解が選べる法」つまり、「医師国家試験はセンター試験と同様に、マークシート方式であるので、すべての疾患を一字一句正確に覚える必要はない。」

医者がDNAはなんの略?といわれて、あんまり答えられなかろうが、ひとの命は救える。

そして、選択肢でDNAはdeoxyribonucleic acidであるという問題なら、医者は答えられる。

大切なのは、「救えるか。」だと思ってます。

この言葉には、治療という意味以外にも、「気づきにくい疾患を見落とさないか。」も含まれます。

見落とすと、医者は言い訳します。「こんなの珍しすぎる。」「レアな組みあわせだ。」「あの時点では無理だった」とか。

でも、医者の事情なんて患者にとってはどうだっていい。真摯に反省して、もっと多くの鑑別あげられるようになれよと。自戒を込めて書いときます。

知ってりゃ、患者さんを救えるんだから、一字一句正確に覚えていなかろうが、どうだっていい。

大切なのは、症状から鑑別を漏らさず挙げられること。

レアな疾患だろうが、頭の片隅に残せるように印象ある形に変換すること。

医学というのは、お堅い学問だけど、センター試験の倫理科目と同様に、茶化しましょう。(疾患名を茶化したら、患者の会のみなさんに怒られそうですが、あえて教育のために紹介します。怒らないでください。)

たとえば、「偽性アルドステロン症」コルチコステロン産生腫瘍、甘草、Liddle症

「こっち(コルチコ)のトリンドル(リドル)玲奈はあーまいぞ(甘草)」で、トリンドル玲奈がかかっているイメージ。

ターナー症は「たーなーかー(田中)」

精巣性女性化症候群は「菜々緒」

クラインフェルター症は「アンガールズ田中卓志」

潰瘍性大腸炎は「安倍首相」

リウマチ熱は「麻生元首相」(ASOが出てくるから)

自然気胸はスーパードクター「嵐の相葉雅紀」

突発性難聴は「スガシカオ」

子宮内膜症は「宇多田ヒカル」

シャルコーマリートゥース病は「シャル子ー春日トゥース!春日す、カスカスかすがす。かす。鬼瓦。」

ウェスト症候群は「カニエウェストでリズムにのれ」

こんなふうに、すべての疾患に対して、有名人や身近なひとがかかっているとイメージすると、一気に覚えやすくなります。(その疾患はどんな有名人が罹患しているかは、Wikipedia先生に聞いてみましょう。載っていない疾患は茶化しましょう。茶化すときに、ギャグセンスのあるお友達とブレインストーミングしながらやると、かなり効率的です。ちなみに、菜々緒さんに関しては、完全に嘘ですので、信じないでください。でも、男性ホルモンを感じさせない美しさと高身長ですので、疾患にぴったりで覚えやすいと思います。)

もちろん、自分のノートには、その登場人物が苦しそうにしている絵を書きましょう。

3.「最新、5年間くらいの医師国家試験から自作の出る単語ランキングを作成せよ法」つまり、「昔の医療知識はもう問われません。10年前の古い過去問はすでに陳腐化していて必要ない知識になっているものが多い。にもかかわらず、イヤーノートとは名ばかりで、ぜんぜん改訂されず、古い知識をそのまま青字で強調している。イヤーノート信仰をしているとひどい目にあう。(とはいえ、イヤーノートしかまとまってないからイヤーノートに頼らざるを得ないんですが)」

イヤーノートに書かれている青字は、過去に出題され、その青字を覚えていなければとけなかったことを意味します。

だからといって、青字以外が出題されることもあるし、一生、青字が出題されることもないということもある。

じゃあ、なにを信じればいいのかといえば、最近の過去問です。

国家試験には毎年出題される必修疾患がある。

この疾患はがっつり、隅から隅まで覚えてねというメッセージと、この疾患に関しては、医者になってから覚えてくれればいいから、名前だけ知っててねというメッセージを過去問から汲み取りましょう。

出題委員の全国の教授が毎年、メッセージを送ってくれているんです。ちゃんと受け止めましょう。

過去問を買えば、目次に診療科ごとに問題がまとめられてますので、そこ見ながら、問われた疾患をイヤーノートや病気が見えるの目次に出題回数がひと目でわかるように「正」の字でカウントして、ひと目で出題回数がわかるようにしましょう。

5年間、一度も出てない疾患なんて、覚えなくても合格できます。

4.「アメリカの医師国家試験のぱくりが、日本の医師国家試験である仮説」

The USMLE-Step 2-CK ("Clinical Knowledge") is the nine-hour long multiple-choice portion of the second part of the United States Medical Licensure Examination

というわけで、日本のコクシはこのCKをぱくってるらしいんです。

一度、見てみましょう。



実際の問題はキンドルストアで安く手に入りますので、読んでみてください。100円で過去問題が見れるってどういうことじゃいと思いますが、本当に、アメリカはいい国ですね。ナイス!アマゾン!



この記事を書いているうちに、Kindle Storeで上記の本を買って読んでみたんですが、破格です。

たったの2500円で500ページ(Kindleのページ数で言うと17000ページ!!!)、カラーの疾患イメージまで載ってる。アメリカ版のイヤーノートですが、2500円で買えるってすごい。

アメリカ人用に、語呂合わせなんかも載ってて、こういう覚え方するんだーと感心します。

日本の医学本は高すぎます。Kindleでアメリカの本の価格がそのまま日本に適用されるとその安さにびっくりします。(なんでか知らないですが、ハリソンはアメリカの価格が適用されない。日本の出版社に悪意を感じます。)

簡易な英語版イヤーノートがこの First Aid for the USMLE Step 2 CK, Eighth Edition (First Aid USMLE)

英語だからわかりにくいんじゃないのーというのは杞憂でした。

キンドルで読めるので、わかりにくい単語をすぐにGoogleで調べられるのでストレスなく読めます。

日本語で習った面倒くさいカタカナ英語も、英語で読むとすっと頭に入ってきます。別の角度から疾患が見れるので、新しい発見がある。

日本の医学の歴史は欧米のパクリですので、歪んでます。

ぜひ、本物を読むことで、歪むことなく学んでください。

たとえば、今読んでて感動したのが、

骨盤あたりの急な痛みは・・・A ROPE
Appendicitis
Ruptured ovarian cyst
Ovarian torsion/abscess
PID
Ectopic pregnancy

さすが、ユーモアとウィットの国、アメリカ!と思わせてくれる。


5.「3年生時でマスターする公衆衛生」つまり、「医師国家試験で70問も出題されるのに、テスト4ヶ月前くらいにならないと勉強できないというジレンマを解消する。足を引っ張られる科目をいかに攻略するか」

過去問で勉強しましょう。最新のなんて買わなくても、95%変わりません。(たぶん5%くらいは変わるけど、それがわからなくても落ちない)

ビデオ講座が見れない3年生で鍵になるのは参考書。





過去問で問われたことを、参考書に正マークでチェックし分析しつつ、

マインドマッピングノートで図を書きながら、まとめましょう。理解して覚えたらあとは、リスニングで暗記するだけ。

覚えてれば得点できるという単純な科目なので、6年生で焦ってやらないように、公衆衛生を学ぶ3年生のうちにノートをあらかじめ作っておけば、安心感は半端ないはず。


6.「5年生次でマスターする必修科目」つまり、「8割取れないと落とされる必修科目をいかに効率的に攻略するかは、4年時に受験するオスキーと5年生のBSLにかかっている。」

6年生以外、たいていの人は知らないと思いますが必修科目は80%以上とらないと医者になれません。

問題は90%以上の正解率なものばかりで、100点を取ることも難しくはない。

でも、「必修脳が必要」と言われるくらい、「不文律の枠組み」で正解を選ばないと答えが絞れません。

その枠組みとは、

1.「4年生のときの知識で解け。」

2.「優先順位を大切にしろ。」

です。

必修を舐めて対策をしないと、ぎりぎり合格でハラハラしたということになりかねません。

また、毎年出題されるとは限らないが、病院でまともにBSLに取り組んだら、常識だろー問題も出題されるので、対策の仕方が、ほかの一般問題、臨床問題いと少し違う。

だから、5年生に言いたいのは、まず、必修問題を読んでから、BSLに臨めということです。

そうすれば、BSLの有用性に気づけると思います。

医者になったら、習えばいいじゃんと思えるような細かいことを必修問題で聞かれることに気づける。


7.「一般問題と臨床問題は65%で受かり、必修は80%で受かるのだから、正解率が80%以上の問題以外は無視する法。」あるいは、「病気が見えるシリーズの載っていない疾患は無視する。」

卒業試験が終わってから、国家試験用に対策する時間は思っていたほど短くて、やれることは限られてます。

卒業試験が、国家試験に役に立たない科目ほど、国家試験では苦手分野になります。

イヤーノートに青字で載っているからといって、すべての疾患を勉強しようとすると、必ず時間がなくて追い込まれる。

毎年出題される疾患は決まっているので、それを重点的に覚えて、ある程度、自信がついたときにはじめて、正答率の低い問題を解けるように珍しい疾患の勉強をすればいい。


【追記】

たぶん、4月以降、医師国家試験に関して、有意義な情報を書くということはなくなります。過去は過去のものとなり、忘れるからです。

合格するであろう、ICレコーダを買ってくれた優秀な読者のみなさんや応援してくれたかわいい後輩たちのためにも、ぼくの「こーしてれば、もっと楽に受かったのになー」という反省を含めて書いていこうと思います。
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