合格した人だけ知っているだれでも国立大学医学部に合格できる裏技勉強法を全部紹介するブログ

偏差値40台をとったこともある国公立医学部医学科に合格した現役医師がお送りする大学受験勉強法ブログです。               最強の勉強法とは「二元論を使うべし」と「データベースを作るべし」

累計100部突破記念

連続コラム。

4月27日から毎週、本を出しまして、約20日間で、累計100部も買っていただきました。とてもモチベーションがあがりました。知識公開スピードを上げていきたいと思います。
また、これで味をしめまして、今度は、ぼく自身の専門の診療科に関する本を書いていこうかとも思っています。この本を読んでいただければ、その診療科に興味を持っていただけるだけでなく、その診療科をすぐに受診しようと思ってもらえ、その診療科を目指して医者になろうというこどもも増えてくれるのではないかと思っています。

知識の公開スタイルとしては、以下が考えられます。

専門医→専門医
専門医→その他の診療科医
専門医→一般、患者、家族
専門医→医者になりたいこどもとその親

さて

専門医→医者になりたいこどもとその親 

に対して、

医師国家試験の難易度について

まず、基本的に国家試験資格は割りとシビアであるという前提があります。国家試験は国が管轄してますので、税金が関与したり、法律が関与します。
シビアにひとをフィルタしないといけない。いい加減な資格をもったひとがいい加減な仕事をしてもらっては、困るからです。

医師のフィルター、データベース 「どう選抜させられるか」

1.医学部医学科大学入学フィルター

面接、学力でフィルターします。裏口としてはいろいろあります。すでに紹介していますのでそれは別記事に譲ります。
金による裏口があるので、いい加減な人や医学に興味のないひと、精神疾患のあるひとを完全にフィルターしきれません。

2.医学部医学科の低学年進学フィルター

いい加減な人や医学に興味のないひと、精神疾患のあるひとをある程度、フィルターできます。まず、医学に興味のない人は、解剖学、組織学、生理学を突破できません。(厳しいフィルターか楽なフィルターかは大学による)
臓器の名前を覚えるのは、興味のない人にとっても、ある人にとっても、とても厄介だからです。
また、記憶力、勉強力のないひとはフィルターされます。(自著:ボイスレコーダーで速聴記憶を読んでいただければ、絶対、進学できます☆)
大学によりますが、国立なら、3-5%はここで退学します。

3.オスキーフィルター、病棟実習フィルター

病的にコミュニケーションがとれないひとはここでフィルターされます。ただ、まじめに受け答えできてしまうとフィルターしきれません。
大学によりますが、国立なら、1%未満はここで退学します。

4.卒業試験フィルター

ここが最難関のフィルターになっています。医師国家試験模試というのが6年間に3,4回行われます。
これで、下位20%に入るような人を卒業させないというフィルターがあります。
各大学院長をはじめ、教授たちは、自分の大学の合格率を気にします。
もとから国家試験に落ちそうな人を卒業試験で留年させます。
大学によりますが、国立なら、3-10%はここで留年します。
国家試験合格率のいい大学は、ここの割外の数値が大きいか
あるいは、
ほんとうの意味で教育が良くて、卒業試験で留年者を出さず、進学の時点で留年させ、国家試験合格率のいい大学か
の2種類があります。
これは毎年有志が発表している医師国家試験合格ランキング表をみればわかります。

5.医師国家試験フィルター

医師国家試験は3日間行われ、朝10時から夕方6時までみっちり、問題を解きまくります。いかに膨大な知識が問われるかわかると思います。
膨大であるため、医者20年目というひとでも、国家試験の知識でアップデートされないままの診療科領域があるのはざらです。
産婦人科医は、耳鼻科領域の疾患を診ることはできません。産婦人科医も国家試験レベルの知識しか持っていないからです。
単純な勉強量の比較は無意味かもしれませんが、センター試験で95%の得点を出せるようになるくらい、勉強しないと合格できません。センター試験は解答時間がシビアなので、速度が求められますが、医師国家試験は正しい診断と治療を確実に導出する能力が求められますので、解答時間は余裕があります。

ですから、世間一般のなにも内情を知らない人が、「医師国家試験は90%が合格するから、どうせ簡単なんだろう」という勘違いは、知識不足がなせる業です。

1から4のフィルターをくぐり抜けた選抜されたひとが、さらに、5年間の勉強期間を費やして、それをすべて問われる3日間の試験において、センター試験で95%出せるくらいの勉強量がないと合格できないんですから。

不合格になった勉強能力がない医学生は、医師国家試験予備校という授業料300万くらいの予備校に通って、国家試験浪人をすることになります。

大学によりますが、国立平均なら、10%はここで浪人します。私立平均なら、15%はここで浪人します。
医師国家試験は何度でも受験することができ、年齢制限はないのですが、毎年不合格になり、諦める人もいるみたいです。
毎年、何人くらいあきらめているのかは謎です。

6.研修医フィルター

まだまだフィルタリングされますよ。(研修医の厳しさは別の記事参照)
実際に、働けないひとがぼくの独自の統計によると、5-10%の医師が研修をドロップアウトします。途中で来れなくなるんです。何も言わずに、病院に来なくなります。(残念ながら、自殺してしまう研修医は毎年います。どの職業であっても、自殺してしまうひとはいるとは思います。気分障害に罹患するひとの割合は医者のほうがODDS比は高いかもしれません。)
一般大学新卒の離職率⇒3年以内31%、宿泊・飲食業では51%ですから、たぶん、この数字よりはいいと思います。
女医さんの場合、20年後の離職率は、30%くらいですので、この値と似てきます。

一度ドロップアウトすると、また、どこかの病院で研修しなおしです。
長い医者人生のうち、最初の数年、適応障害になるのはしかたないことで、また、ゆっくり自分のペースで医者を続けてほしいとドロップアウトした同級生には声をかけたいと思います。

厳しい労働環境の勤務医に適応できなかった場合の医者の人生としては、
6.1 「アルバイトし続けて、渡り鳥のように病院を転々とする。あるいは、献血アルバイトや健康診断アルバイトしかしない。」
6.2 「女医さんなら家庭に入る」
6.3 「転職する:メディックメディアという出版社に入社する、本を書いて印税でくらす、タレントになって、テレビに出る、厚生労働省の医務官僚になる、親の不動産、株財産の運用する」
6.4 「医学研究者になり、給料は献血アルバイトや健康診断アルバイトで食いつなぐ」
6.5 「親のクリニック、病院をつぐ」
6.6 「放射線診断医に転科して、IVRせず、読影しかやらない病院を探して永久就職する」

7. そして医者になる

医師不足が叫ばれる昨今、けっこうな数がドロップアウトして、医師不足に拍車がかかっています。きつい診療科かつど田舎はさらにフィルターがかかって、不足することは容易に想像がつきますね。
みんな都市部で眼科医になって、コンタクトレンズばっかり処方してたら、そりゃ、小児科医不足で病院がパンクしますよ。

国が主体となって、アメリカみたいに、診療科を自由選択できないようにしたり、自由開業を制限して、開業医を減らして、勤務医を増やす、あるいは、革新的診察技術がオートメーション化され、病気に罹患するひとを減らす、治療し改善する速度が高速化することでしか、医師不足をコントロールできないと思います。

「医師という職業に特別な意味を与え、Job crafting(ジョブクラフティングとはで検索してください)することで、天職に感じる」ことができれば、これらのフィルターなんて、屁の河童であると感じることができると思います。

医師という職業をよく知らないで、イージーでハッピーなイメージを先行させてしまった結果、責任の重い職業を選んでしまうミスマッチが起こることで、適応障害になるんではないかと思います。(あるいは、責任を逃れるため、コンタクトレンズばっかり処方する医者になるか)
藁をもつかむ思いの患者さんを助けたいと心底思っている医者になりたいみなさん(本当に、そう思っているひと、同僚になってください。)は、バカの壁(養老孟司語録)を作らず、Job craftingして医師を天職にしてみてください。

ちなみに、
この記事は「医者になるための本」に載せます。
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