合格した人だけ知っているだれでも国立大学医学部に合格できる裏技勉強法を全部紹介するブログ

偏差値40台をとったこともある国公立医学部医学科に合格した現役医師がお送りする大学受験勉強法ブログです。               最強の勉強法とは「二元論を使うべし」と「データベースを作るべし」

医療特有の言葉、EBM

エビデンス ベースド メディスン。エビデンスに基づいた医療。わざわざこんな言葉を作らなければならなかったというくらい医療は科学ではなかったということだと思います。

医療の難しさは、交絡因子が多すぎることや、人体実験の不可能性、倫理性、社会性などです。

数学だったら、『この数式はエビデンスがある』という言葉が意味がないと思えるくらいに数式に関しては、有無を言わさず二元論が成立している。

一方、医学という科学は二元論が成立しているかどうかが一見してわかりにくい。

医学と二元論について書いている文章はたぶんないのでぼくが宣言します。

『もはや、医学、医療は二元論でできている』

二元論の最大の特徴は要素還元主義と再現性です。

A=B
で、かつ
B=C
このとき、必ず、
A=C
が成り立つ。
これを積み重ねてきたのが医学の歴史です。

これをわざわざ、医療業界では『エビデンス』と呼ぶ。ぼくは、いちいち名前を変えるのは非科学的だと思います。

『Aという病気には、Bという治療法がもっとも治りやすい。』に『エビデンスがある』と呼ぶよりは『再現性がある』とか『二元性がある』とか言ってほしい。

医療だけエビデンスがあると形容詞を増やすのはやめてほしい。医療だけ、特別視してしまうからです。

医学を科学的に眺めるのを特別視してしまう。神格化したり、崇め奉ってしまう。色眼鏡で見てしまう。


医学論文は再現性の高さだけで評価されるべきなのに、大学名や有名教授の指導のもと書かれた論文だというだけで、インパクトファクターが高い雑誌に載ったりする。

大学名やMDアンダーソンという触れ込みだけで、再現性が高い論文であるかのように感じてしまう。

『A=B
で、かつ
B=C
このとき、必ず、
A=C』
が成り立つ事実が書かれているなら、別にインパクトファクターとか、中国人が来た論文だとか、どうてもいいのに。

論文は道具主義であるべきなのに、インパクトファクター至上主義になって気持ち悪いことになっている。

ガイドライン至上主義も同様である。

ぼくら医者が知りたいのは、もっとも確からしい治療成果予測や検査から導かれる予測である。

ガイドラインや取扱規約、uptodateで書かれていることはどれも、『薦められる』と書かれている。

そんなのは本当にどうでもいい。

ぼくが知りたいのは、どのくらいその陽性尤度比が高い数字なのかということだけです。

「Aという治療をしたら、B%のひとがCという状態になる」だから、患者にこのAという治療をするということだけ。

B%が知りたいのに、Bが隠されすぎている。

再現性を定量したいのに、全然書いてくれない。

「もはや」と最初に書いたのはそういう理由で、この書いてくれない状態は以前から常態化していました。

昨今、この風潮が廃れ始めて、B%が徐々に書かれ始めています。

AIがさらに進化して、論文がAIによって解析されるようになれば、このB%の部分さらに確からしい数字としてAIが深層学習によってメタアナリシスされることにより、数字として出してくれるようになると思います。

こうなってくると、ますます、医者がやっていることが、再現性が高くなっていきます。

医者がいらなくなるのではないかという危惧はこの再現性の高さが医療にもたらされることの裏返しです。

どの人間がやっても、その治療をすれば同じ結果になるとわかれば、セルフメディケーションできてしまうからです。

医療業界にとってはそれはパンドラの箱です。

でも、そんなことを議論できないくらいに医療費は高騰しているので、

国民というか世界人類の幸せのためには、医療の再現性の高さをAIによって手に入れて、プロフェッショナルとしての医者の雑務的な仕事が減っていくのがあるべきすがただと思います。



たとえばですが、

MRI という検査は全身調べられて、副作用はありません。

そして、極めて再現性が高い。信号強度の違いによって、AIが疾患特異的な信号を見つけ出す。

MRIで疾患をスクリーニングできれば、健康診断の常識が変わります。

全部画像にしてしまい、それをAIに解析させてしまえば、医者という人材をまったく介さずに、健診できてしまう。

採血も、内視鏡も、検便もいらない。ただ、MRIで全身スキャンするだけ。

健康を爆速で成立させるMRIの高速化と高精細化はDoctorless self-medicationのあるべき姿につながると思います。



さらに、例えば。

治療方法において再現性の高さが高いのは、薬、放射線治療。

低いのが、外科、内視鏡。

どっちが、流行りやすいかは再現性を考えればわかりますよね。

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